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ビジョン・活動

設立の趣旨

世界各国の湖沼では、周辺地域の人口増加や工業化をはじめとする開発により自然の浄化機能を超える汚濁負荷が生じ、湖沼の生態系と水質がにわかに悪化し、その機能の多くが失われようとしております。
このように、湖沼の環境問題は一湖沼だけの固有のものではなく、湖沼をもつ世界各国の共通の課題として大きくクローズアップされてきました。

国際湖沼環境委員会(ILEC)は、このような中、1984年に滋賀県大津市で開催された「世界湖沼環境会議」において、国連環境計画(UNEP)のM・Kトルバ事務局長が提言された「国際滋賀委員会」の設置を受け、当時の滋賀県が中心になり設立された団体です。

ILECは、世界の湖沼の現状調査、湖沼環境管理のための研究セミナーの開催、海外技術援助事業の実施及び世界湖沼会議に対する支援、協力など、我が国内外の湖沼環境の健全な管理及びこれと調和した開発の在り方に関する国際的な知識の交流と調査研究の推進を図っており、さらには、これらの活動を通じて、国際化時代における我が国の重要な課題の一つである環境保全に関する国際協力の推進に貢献することを目的としております。

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国際湖沼環境委員会のビジョン

国際湖沼環境委員会のビジョン
~ 水を守り 湖を救う ~

湖は、地球上の容易に利用できる淡水の90%を占める貴重な水資源であるとともに、豊かな自然を育み、我々人類にさまざまな恵みを与えてくれます。今、そのかけがえのない世界の湖の多くが危機に瀕しています。また、地球温暖化の影響は、静水システムでもある湖沼にもっとも厳しい影響を及ぼすと考えられています。このような状況を踏まえ、ILECは、世界の水・湖沼分野の関係者と協力して、世界の湖の持続的な管理と保全を目指した次の3つの活動を柱に取り組んでいます。
1.統合的湖沼流域管理の推進
2.世界湖沼会議の開催などの国際協力
3.研修・教育活動による人材育成

「世界湖沼会議」の継続的な開催は、国際協力活動の一環であり、また、特に途上国を中心に行う様々な研修・教育活動は、世界の湖沼問題の解決を支援するものです。ILECは、このような活動推進のために、湖沼とその流域のあるべき姿とそれを実現するための原則を示した「世界湖沼ビジョン」の実現を目指して「統合的湖沼流域管理」の普及と推進に努めています。

国際湖沼環境委員会の事業

国際湖沼環境委員会(ILEC)では、目的及びビジョンを達成するため、次の事業を行っています。
1)我が国及び海外の湖沼流域環境及びその管理に関する情報の収集と提供
2)湖沼流域環境管理に関する調査研究の推進、知識の集約、及びそれら成果の普及
3)開発途上国における湖沼流域管理及び環境管理と調和した湖沼流域資源の開発計画策定に関する支援
4)湖沼流域環境及びその管理に関する研修や教育の実施
5)国際連合環境計画の実施する開発途上国における湖沼流域の環境保全に資する活動に対する協力や支援
6)湖沼流域環境保全に関する国際協力の推進等に資する国際機関、政府機関、地方機関若しくは研究機関又は非営利民間団体等との交流又は協働事業の推進
7)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

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国際湖沼環境委員会の活動内容

国際湖沼環境委員会(ILEC)は、その設立から現在まで次のような様々な活動に取り組んでいます。

世界湖沼現状調査事業

〈環境省からの請負事業〉
アフリカにおける水環境改善事業(アフリカ湖沼流域の水と衛生の調査)

〈滋賀大学と滋賀県立大学との協力事業〉
湖沼流域ガバナンスプロジェクト(世界・国内湖沼の調査)

〈国連環境計画(UNEP)等との共同事業〉
UNEP管理理事会・グローバル閣僚級環境フォーラムのオブザーバー資格の取得(1993年)
「世界湖沼現状調査報告書(第1巻~5巻)」発行
「コンパクト版世界湖沼データブック」発行
1994年:第1巻「アジア・オセアニア編」
1995年:第2巻「アフリカ・ヨーロッパ編」
1996年:第3巻「南北アメリカ編」
データのデジタル化
GEMS/Water(水の地球環境監視システム)データベースへの協力

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世界湖沼会議企画運営事業

〈毎回、ILECが現地機関と協力して開催〉

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広報出版事業

湖沼管理に関する英文科学雑誌「Lakes&Reservoirs:Research and Management」の発行(年4回)
>>詳細はこちら

ニュースレターの発行(日本語版・英語版 年2回)
>>詳細はこちら

研修事業

「湖沼・河川流域に配慮した水環境資源管理に関する研修セミナー」開催〈UNEP・UNCRD等との協力〉
第1~3回 1988~90年 大津市・名古屋市・岡崎市・バンコク・ハジャイ(タイ)

「湖沼環境保全研修」実施
1990年1月~3月 滋賀県大津市

湖沼環境管理セミナーの開催〈UNCRDとの協力〉
1990年9月 中国 昆明

「湖沼水質保全研修」〈JICA研修〉実施
第1回~15回 1991~2005年(40カ国155人) 参加者リスト [0.0MB]

「ラプラタ川流域ダム湖環境管理ワークショップ」開催〈UNCRDとの協力〉
第1回・第2回 1993年5・10月 ハンガリー・ティハニー

「湖沼流域管理のためのGIS・リモートセンシング国際トレーニング」実施
〈UNEP、アジア工科大学との協力〉
1993年10月 タイ・バンコク

「水環境を主題とする環境教育」〈JICA研修〉実施
第1回~13回 2000~2012年(37カ国92人)  参加者リスト [0.2MB]

「イラク南部湿地帯保全」〈JICA研修〉実施
第1回~5回 2005~2010年(62人)  参加者リスト [0.0MB]

「湖沼環境保全のための統合的流域管理」〈JICA研修〉実施
第1回~10回 2006~2014年(40カ国94人)  参加者リスト [0.2MB]

「インドフセインサガール湖沼水質管理」〈JICA研修〉実施
2008年7月27日~8月8日 参加者リスト [0.0MB]

「水辺を中心とする自然体験を通した環境教育」〈JICA研修〉実施
第1・2回 2008・2009年8~10月の7週間(6カ国17人) 参加者リスト [0.0MB]

「中国雲南省統合的湖沼流域管理(ILBM)」〈世界銀行からの委託〉実施
2009年3月~5月

イラン国別研修「琵琶湖における県の政策と総合湿原保全の歴史」〈JICA研修〉実施
2014年8月1日~7日(5人) 参加者リスト [0.0MB]

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ガイドライン作成事業

〈UNEPとの共同事業〉
「湖沼環境管理のためのガイドラインブック・シリーズ」発行(英語)
第1巻「湖沼管理の基本原則」1989年
第2巻「社会経済的側面」1991年
第3巻「湖岸管理」1990年
第4巻「毒性物質」1992年
第5巻「酸性化」1993年
第7巻「バイオマニピュレーション」1995年
第8巻「危機にある世界の湖沼」1997年
第9巻「貯水池水質管理」1999年
ガイドラインブックシリーズの各国語版翻訳事業(1993年から順次)
スペイン語、ポルトガル語、タイ語、フランス語、中国語、日本語

世界湖沼ビジョン作成事業

2001年 世界湖沼ビジョンに向けたワークショップ
2002年 世界湖沼ビジョン準備会合・ワークショップ
2003年 第3回世界水フォーラムで発表
2007年 世界湖沼ビジョン行動集作成

環境教育事業

沼環境教育パイロット事業
1989年 日本、デンマークで開催
1990年 ブラジルで開催
1991年 アルゼンチン、ガーナ、タイで開催(6カ国プロジェクト)
環境教育副読本「あおい琵琶湖」英語版作成 1995年
環境教育トレーニングコース 1996・97年 タイ
湖沼・河川を素材とした環境教育ガイドラインブック発行 1997年

UNEPプロジェクト

2009~2011年 国際越境水域評価プログラム-中規模プロジェクト(TWAP-MSP)
2013年~ 国際越境水域評価プログラム-大規模プロジェクト(TWAP-FSP)

アフリカにおける統合的湖沼流域管理(ILBM)〔地球環境基金助成事業〕

2013年6月 アフリカにおける統合的湖沼流域管理(ILBM)国際シンポジウム

その他の活動

水に関する各種国際会議への代表派遣(随時)
「アラル海救済会議」(1990・91年)
「熱帯内陸水会議」(1991年 香港)
「水と環境に関する国際会議」(1992年 ダブリン)
「地球サミット」(1992年 リオデジャネイロ)
「リオ+10」(2002年 ヨハネスブルク)
「リオ+20」(2012年 リオデジャネイロ)

開発途上国における湖沼状況の調査など環境庁等からの各種受託事業の実施
「ユーラシア湖沼フォーラム」の開催(1995年3月 滋賀県大津市)
UNEPの水に関する啓発冊子作成協力
UNEP国際環境技術センター(IETC)との協力
IETC滋賀事務所開設記念シンポジウム開催(1995年6月 大津市・草津市)
国際滋賀水フォーラム開催(1996年11月 大津市・草津市)
IETCニュースレター「インサイト」日本語版作成・配布〈GECとの協力〉

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