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会議の概要

第12回「湖の保全と管理に関する国際会議」(通称“世界湖沼会議”)は2007年10月28日~11月2日にわたって、ジャイプール(インド)で開催され、成功裏に閉幕しました。この会議の主催はインド政府森林環境省です。

今回の世界湖沼会議は、変化に富んだ気候と多彩な水利用が行われている南アジアで開催された最初の会議です。ジャイプールのあるラジャスタ ン州を訪れた会議参加者にとって、一年の間に降雨量が大きく変動するこの地で、古代と現代の文明がどのように水問題に取り組んできたのかを直接見聞する良 い機会となりました。

ジャイプールは、これまでの世界湖沼会議の開催地のうちで、最も年間の降雨量の変化が大きく、一年の数ヶ月の間に集中的に雨が降るという点 で興味深い場所です。このような条件に適応するための対策(現地で”タンク“と呼ばれ、国中でくまなく建設されている貯水池もその一つ)をみて、59カ 国、600人の参加者は、今後取り組むべき重要な課題として統合的湖沼流域管理について学ぶことができました。

以下に会議のハイライトをいくつか紹介します。

会議はインド大統領Smt. Pratibha Devisingh Patilの挨拶で始まりました。大統領は参加者を歓迎するとともに、インドの古代詩人‘Rahim’が水の重要性について述べた言葉「水は命であり、命は水なくしてありえない」を引用して湖と湿地保全の重要性を強調しました。

開会式では、ラジャスタン州知事、インド森林環境相、などの挨拶もあり、続いて行われた全体会議では、インド政府企画委員会委員V.L. Chopra教授、京大名誉教授松井三郎、テキサス大学ラスト教授による特別講演がありました。

3日目の午後には現地査察が実施されました。参加者は、マンサガー湖を訪れ、同湖の問題と復興の取組みについて説明を受けるとともに、意見交換を行いました。

会議の公式かつ重要な成果となったジャイプール宣言は会議を通じて議論され、最終日に発表されました。同宣言は、これまでの世界湖沼会議の宣言、びわ湖宣言(1984年、2001年)、霞ヶ浦宣言(1995年)、ナイロビ宣言(2005年)と並ぶものである。ジャイプール宣言が統合的湖沼流域管理を推進する手段の一つになることが期待されます。宣言の詳細については以下のリンクを参照してください。

JAIPUR DECLARATION of the 12th World Lake Conference 英語 [0.1MB]
第12回世界湖沼会議:ジャイプール決議 日本語 [0.1MB]

最終日には次回『第13回世界湖沼会議』の開催地となる中国武漢の代表者から歓迎の挨拶があり、会議は無事終了しました。中国での世界湖沼会議の開催は杭州(1990年)に続いて2度目となります。

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