科学委員会

Daniel Olago
Daniel Olago

ケニア

ナイロビ大学地質学部気候変動適応研究所 教授・.所長

ナイロビ大学地質学准教授、気候変動・適応研究所所長。1990年にケニアのRHODES奨学生に選ばれ、英国オックスフォード大学で物理地理学/第四紀地質学の博士号を取得。それ以前は、DAAD奨学生としてナイロビ大学に在籍。研究分野は、環境地質学、水資源と水圏化学、古気候学と古生態学、地質学、過去と現在の環境に対する人間の影響。これらの研究分野で幅広く発表しており(150以上の研究論文、共著等)、1998年には国際雑誌掲載の研究論文(Global and Planetary Change Vol.26 /1-3: 159-171)でSTART Young Scientist Awardを受賞。 

現在のプロジェクトは 下記のとおりである。

・REACH – 貧困層のための水の安全保障の改善(https://reachwater.org.uk/

 ・開発回廊パートナーシッププロジェクト(https://developmentcorridors.org/

 ・AfriWatSan (www.afriwatsan.org(キスムを中心としたアフリカにおける低コストの都市型水供給・衛生システムの維持)

・African Great Lakes Information(AGLI)プラットフォーム・プロジェクト(https://www.africangreatlakesinform.org/.)

 

統合環境アセスメントとレポーティング、影響・適応・脆弱性評価におけるシナリオの開発と適用、地球資源データと情報管理のためのGISアプリケーション等のトレーニングに参加。25年以上にわたり、サハラ以南のアフリカにおける地球環境変動に関する学際的な研究、トレーニング、能力開発活動に従事し、10名の博士号取得者と30名以上の修士号取得者を指導。また、気候変動、建設・鉱物・水・エネルギー産業の環境影響評価と監査、地下水と水の紛争解決、水資源と管理の分野で、国内外のさまざまな顧客にコンサルティングを提供。IGBP-PAGES科学運営委員会およびアフリカ気候システムの変動(CLIVAR-VACS)パネルの元メンバー、ビクトリア湖と他のケニアにおける湖で活動するILEC科学委員会の現メンバー、ケニア地質学会前会長、ケニア国立科学アカデミーフェロー、アフリカ科学アカデミーフェローを務める。2007年のノーベル平和賞を受賞した「気候変動に関する政府間パネル第4次評価報告書」の主執筆者であり、現在のIPCC評価では主執筆者としてアフリカ支部に貢献している。