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2023年度JICA課題別研修・世界11カ国より研修員来日

 国際湖沼環境委員会(ILEC)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託を受けて、毎年課題別研修「水資源の持続可能な利用と保全のための統合的湖沼・河川・沿岸流域管理」を実施しています。本年度は2024年1月10日(水)から2月14日(水)にかけて、世界11カ国から河川・湖沼・沿岸流域管理に関わる開発途上国の中央及び地方行政官11名が来日し、ILEC施設(草津)にて研修(Stage2)を行います。研修員は2023年11月に実施した3週間のオンライン研修(Stage1)にて来日研修に向けての準備を進めてまいりました。5週間の現地研修においては、県内外の大学や企業から迎えた講師による講義に加え、関係施設の視察を行います。

研修の背景・目的
 河川・湖沼・沿岸流域では、住民生活、産業活動が急速に発展し、水源を含む環境汚染が進んでいます。特に開発途上国の湖沼流域が直面する問題は、水質汚濁、土壌堆積、藻類の異常繁茂など多岐にわたります。これらの問題は複合的な要因により発生しており、明確な流域管理施策のもと、環境保全を図る必要に迫られています。本研修では「組織・体制」、「政策」、「技術」、「参加」、「情報」、「財政」という6つの要素を包括的に捉えた管理手法、「統合的湖沼流域管理(ILBM)」をベースに、琵琶湖の水環境保全への住民、行政、企業、大学などの取組、さらに淀川流域を含めた統合的流域管理の取組を紹介し、参加国の水環境問題の解決に貢献することを目的としています。

参加国・参加人数
11カ国11名(アルバニア・中央アフリカ・チャド・キューバ・エルサルバドル・インド・ニカラグア・ナイジェリア・南スーダン・バングラデシュ・メキシコ)

主な研修内容
 ▶ 統合的湖沼流域管理(ILBM)
 ▶ 琵琶湖環境保全に係る滋賀県の取組
 ▶ 水質改善/モニタリング・GIS・環境教育・エコツーリズム・廃棄物管理等
 ▶ 関係施設視察(琵琶湖環境科学研究センター、琵琶湖博物館、湖南中部浄化センター、株式会社日吉、大津市水再生センター等)
 ▶ 琵琶湖淀川大阪湾流域視察
 ▶ 環境学習(うみのこ見学)

その他
1989年から今日まで、ILECはJICA研修を含め、世界74か国から573名の研修生を受け入れ、人材育成を実施しています。(2023年12月現在)